ヒノキ調玄関引戸解体・下枠レール取り外し
ヒノキ調の明るい玄関ですが、外壁がクリーム色のため玄関がぼやけた感じに見えます。以前から引戸が途中で重たくなると言われて調整はしていましたが、だんだん戸の開く場所が狭くなり交換となりました。原因は下枠が盛り上がりレール中央が高くなって戸が上枠にこするからです。
ランマ・下枠レールを解体してコンクリートを打ち新規サッシを仮付けします。そして、下枠レールの高さを見ながらコンクリートを入れ直して少し高めにします。建具をはめて建て付けをみながらレールに当て木をしてたたいて調整します。たたくとコンクリートの空洞もなくなります。
外額縁納まりの関係で既存の枠と新規サッシ枠の出をそろえました。施工時の基準は室内側にそろえますが、今回は外額縁の形状の関係でこうしました。これを気がつかずに施工すると、外額縁が既存の外額縁に当たり額縁がつかなくなります。
もう一つ注意点がありました。街灯が上部にあり外額縁に当たりそうでした。打ち合わせの時には、外額縁が街灯に当たる時は額縁を加工して取り付けますと、伝えましたがギリギリで当たりませんでした。額縁のコーキング処置の時には一回はずしましたが。
カタログのデザインで決めたのですが、前より光が入らず少し暗くなったけど、欄間がなくなりスッキリして、いい感じになりました。